今回紹介する本はこちら!
大人になると何事においても成果を出すことが求められます。
でもただがむしゃらにやるだけでは成果は出ません。
本書は著者の一人である中尾隆一郎さんがリクルートでスーモカウンターの責任者をしていた時期に、
仲間と共に試行錯誤しながら事業を成長させていく際に、実践していた方法論について書かれています。
ぜひ皆さんも手に取って、日々の学びを最大化させていきましょう!
概要
本書は中尾隆一郎さんが効率的に学びやビジネススキルを向上させるための方法論について解説した本です。
タイトルにもある”TTPS”とは「徹底的にパクって進化させる」を略したもので、
成功しているモデルや方法をまずは模倣し、その後自分なりに改良・発展させる方法論のことをを指しています。
これまで”TTP”(徹底的にパクる)という言葉はビジネスにおいてある程度一般的でしたが、ただパクるだけではなく、「進化させる」ことが重要であることを説いた書籍です。
特に”TTPS”をビジネスに活かす方法を紹介しており、特にマネジメントや組織運営において有効な手法であるとしています。
また、自己成長やチームの生産性向上に役立つ実践的なアドバイスも多く盛り込まれているので、自身の学びを最大化させたい人にはぜひ読んでほしいです!
詳細と僕なりの解釈
重要なのは「徹底的にパクり」、質より量で新しい技術やアイディアを柔軟に取り入れること?
「徹底的にパクる」とは、成功している他者の方法やビジネスモデル、考え方などをそのまま模倣することを指しています。
ただここで重要なのは「徹底的」であることだと著者は言っています。
単なるコピーではなく、成功の本質を理解し、そのやり方を忠実に再現することこそが大切であるということです。
僕が読んでみて”TTPS”を実行する上で次の5つのポイントを押さえる必要があると解釈しました。
・自分の一番弱いところを見つける:筆者も下記の通り言っており、一番弱いスキルを伸ばす事が最も効率的であること。
仕事の「成果」は、その仕事に必要な「スキル」のうち、最も弱いスキルに影響される
学びを最大化する TTPS (徹底的にパクって進化させる) マネジメント P43より
・ハイパフォーマーを特定すること:徹底的にパクる対象がパフォーマンスの低い人なら自身の成果は最大化されないため、会社内あるいは業界、世界で最もパフォーマンスが高い人を特定すること。
ただし、あまりに特殊で天才的な人は再現性が低いため、注意が必要。
・成功事例を分析する:何が成功の要因なのか、具体的なプロセスや戦略、細部まで深く分析すること。
・そのまま試してみる:模倣する際は、まずはその方法をそのまま実行し、振り返りをすること。
独自のアレンジを加える前に、元のモデルがどれほど自分の環境にフィットするかを検証する。
・質より量を優先する:模倣した後に仮説検証を行い、ハイパフォーマーを超えるような重要なポイント・より良いアイディアをたくさん出して、実行する。
この量をこなすことで、ただの模倣ではなく、模倣から生まれたオリジナリティに発展させ、持続的な成功を築いていくことができる。
パクるという行為は一見ネガティブに捉えられがちですが、中尾さんの理論では、成功した方法を徹底的に学ぶことで効率よく知識を習得できるというポジティブな意味を持っています。
読了後の行動
僕は今、副業を頑張っている身であり、弱いところはインプットが少ないことと、インプットしたことを表現することが下手だと考えています。
SNSを見ればいわゆるハイパフォーマーの方はいらっしゃるので、その方をまずはベンチマークします!
(メンタリストのDaigoさんや中田敦彦さんがこの道のハイパフォーマーだなと何となく思っています)
その上でYoutubeにご自身が成功した要因や戦略などを話されていると思うので、その方法をまずはそのまま実行に移します!
一見完璧な方法でも自分だったらこうするとか、改善の余地は必ずあると思うので、パクった上で改善を回していきたいと思います!
まとめ
これまで僕はほとんど本を読んできませんでしたが、この本はそんな僕でもかなり読みやすかったです。
内容がかなりシンプルで「徹底的にパクって進化させる」ことについてを筆者の事例も交えながら解説してくれています。
ただ、シンプルが故に同じことを言い方を変えて繰り返し言っているような気がしたので、本を普段からたくさん読んでる人には少し物足りない印象もあるかもしれません。
とはいえ、ぜひ気になった方は一度手に取って読んでもらえたらと思います!
今後も僕が学んだことを皆さんに進化してもらうべく、発信していきます!
最後までお読みいただきありがとうございます!!